山口市の空  05・11・28更新

散光星雲

白鳥座の散光星雲

天の川の外の世界



我が、月ですが、水をためていたそうですが、こういう姿でしょうか。なぜか雲まで入れられませんでした。


ペルセウス座にかかる大きな散光星雲。カリフォルニア星雲(NGC1499、見かけの大きさ2.5°)。ペルセウス座の端に位置して100万年前に移動した若い星がこの付近ある。この星雲を照らしているのはξである。


オリオン座の三ツ星の散光星雲と暗黒星雲  オリオン座ζ星とIC435星雲
ζ星はオリオンの腰の部分の3星の東側、1600光年の距離、3重星。北(下)にNGC2024星雲と暗黒帯が、南側に馬の形の馬頭星雲と、その周りは赤いガス星雲IC434で南北(上下)に18光年の長さです。1800年代の終わりにピカリングによって発見された。


 散光星雲 NGC2237 バラ星雲 と星団 NGC2244 一角獣(星座) 散光星雲 距離2600光年 大きさは55光年というかなりの大きさ。繊細な暗黒物質の構造が見られます。球状の暗黒物質は凝縮して星になるものと推定されます。暗黒物質の周りは星の光を反射して、輝いています。中心部に星団が見られます。この付近のガスは2264へ続くものです。

いつものように市街地から見た、星空の風景です。高感度のカメラで捕らえると、かなりの姿を見ることが出来ます。

広い視野で見ると、市街地からは撮影は困難です。星の光は周囲の街頭、ライトアップの白い空に消されています。少し暗い場所に移動してみると、立派な銀河の姿が見えてきます。全天を横切る天の川を見ることが出来ます。地平線の近くはいずれも人工光で、緑色です。一度の画像を比べてはどこがどうとはいえません。



徳地大土路にて 左上は西(月明かり)、右下が東、白鳥座から暗黒帯によって銀河が二分されていて座の方向(左上)へ続く。天の川銀河の半分は見えているのでしょうか?この銀河の向こうに、アンドロメダ銀河など、外の銀河をかすかに見ることが出来ます。


仁保にて、左上が西、山口方面


徳地長者ヶ原にて、やや霧のかかる重たい空でも立派な天の川が見えます。上は南、周南地方の工場のためかやや明るい空です。

天の川銀河



白鳥座の天の川 
(かなりピンボケ)、赤い散光星雲がかすかに見えるのですが。


アンドロメダ座にみえる天の川と、向こうの銀河系外星雲


ペルセウス座カリフォルニア星雲


プレアデス星団 M45星団(すばる、seven sisters)
おうし座 暗ければ6-11個の星が見えます。山口市のこの場所からは条件によって2-4個見えます。400光年の近さです。赤い星は含まれていなくて、2000万歳の若い星。星の光を反射しているガスに包まれています。

普通デジカメと、カメラレンズで撮影



オリオン座(山口市街地)


暗い空ではオリオン座付近のガス星雲が見られます。左下にバラ星雲がかすかに見えます。

山口市街地と 徳地にて オリオン座



北アメリカ星雲NGC7000 白鳥座の天の川の、明るい場所。デネブの近くに、1.5°の大きさ。近くの星からの光を受けているとのこと。1600光年の距離。45光年の広さ。


白鳥座γ星の周りの散光星雲 γは750光年の距離。暗黒星雲が入り混じり複雑な構造の星雲が広がっている。天の川の星が密集している。この部分の暗黒帯(4−5000万光年の距離)で天の川が2つに分けられる帯になっている。(上の天の川の写真)いて座に辿っていくと、暗黒帯は濃厚になり、銀河の中心の核を見えなくしている。白鳥座付近の天の川は、7000光年のかなたで、天の川銀河の1つの腕を作っている。


網星雲 レース星雲のペア。 白鳥座 、全体では3°近い破れ円の一部。双眼鏡ではここからは見えません。ここから1500光年の距離。3-4万年前の超新星の爆発のガス。


M33銀河(180mmレンズ)さんかく座の銀河、円盤を上から見たような形 風車(かざぐるま)のように見えます。同じ局部銀河local groupに属し,最も近くにあります。見かけの大きさは月ほどですが、非常に暗いものです。大きさ4−6万光年。20億年かけて一回りします。アンドロメダ銀河との距離は57万光年でお互いに本当に近くにあります。お互いに住んでいる人間のような生き物からは巨大な銀河を見ているのでしょう。


アンドロメダ星雲 (300mmレンズ)我が銀河系に近い大銀河 肉眼でかすかに見えます。繰り返し掲載しています。端から端まで4度という巨大さ。我が天の川のような何億(3000)の星の集まり。セファイド変光星の距離から80年前ハッブルにより外の銀河であることが示された。直径は11万光年、暗いところまで入れると18万光年で、我が天の川銀河よりも大きい。


二重星団 NGC869,884、ペルセウス座
双眼鏡や、望遠鏡では写真にないすばらしい印象を与えます。紀元前150年、ギリシャのヒッパルコスや、エジプトのプトレマイオスが星雲として記録しています。しかしなぜか、メシエ番号(M??)には登録されていません。星の数は700個。距離7-8千光年。大きさ70光年。太陽20万個分の光を放出しています。明るい星はA,B型の巨星。

仁保、徳地の空

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