7月の空

山口市街から見た星空

曇りと、雨降りの日々で、澄んだ空はなかなか望めません。最近の空の見え具合はどうでしょうか。・・・・ 曇りや、雨や、嵐です。
 いずれも、山口市街の不透明な空を通して、見た様子です。5月20,30,6月19,20日の撮影



ヘビ座(いて座の北)散光星雲M16(NGC6611)と星の集まり。(eagle)わし星雲と言われる形をしている。距離8000光年、70光年もの広がりがある。星が新たに形成されているstar mist.太陽系の2万倍の広がりを示す。星の集まりのほうの年齢は80万年で、非常に若い星の集団。電波源


いて座 M20 散光星雲
M20は右の写真の干潟星雲の1・5度北にあり、この付近のHII領域の新たに星を作っている星雲の集団の一部です。星雲が、暗黒な線で別れて見えるので三裂という名がついている。暗いところまで入れると大きさは25秒くらい。中心部の明るい星の光で、輝いている星雲。


いて座 干潟星雲 (M8 散光星雲)いて座のひしゃく(milk dipper)の方角にある銀河の明るい場所のように見える。距離5000光年、大きさは50-100光年。1秒間に8Kmの速さで遠ざかっている。写真では暗黒な部分と、明るい部分の星雲が入り混じってさらに、散開星団も混ざっています。暗黒の線が水路のように見えたようです。右側の明るい星がこの星雲を照らしている元の星で、そのほか、高温の星が照明しています。星団の星も不規則変光星が含まれ、数百万歳以下の若い星です。ガスの中に数多くの暗黒点を含み光っていない星、作られつつある星ですがまだ、太陽系の何千倍もの大な、希薄な状態です。しかし、小さな黒い点はこの程度の機械では視力の限界以下です。


いて座の北の端に M17(NGC6618) Swan、Omega 星雲といわれる形に見える。隠れた部分の星に照らされている星雲。電波源。


M4 アンタレスの1.4度西の球状星団 M13についで立派な見かけ、さそり座。中心部はやや疎、何十万個の星からなり、19等星以上でも1万個の星からなる。多数の変光星を含み我々との距離は6000光年の近さ。

NGC6144 球状星団 さそり座、アンタレスのすぐ近く、

明るい光はアンタレス


NGC6888 Crescent 弧状星雲
白鳥座の十字の中心γ星の尻尾に近いほう(2−3度南西)。天の川に埋もれて、画像によってしか見えません。


こと座 M57 ドーナツ状で、これも、惑星状に見えるかどうか。中心に星が見えます。青色を帯びた矮星で表面温度は10万度あり、密度は太陽の何千倍になります。太陽の数倍までの普通の星の終末の姿です。私たちの太陽系も終わりにはこのようになるのでしょう。


M3 球状星団 リョウケン座と牛飼い座の境界ちかく。6等級の明るさ。球状星団の中では最もたくさんの1日以下の周期のセファイド型変光星がある。距離は3.5-4万光年になる。大きさは200光年。全体で、太陽の16万倍の明るさで、それ相当の何十万の恒星から成り立っている。光度スペクトル型図から、銀河系のほかの星よりもはるかに古い星からなっている。宇宙の年齢に近い古さでしょうか。


へビ座 M5 球状星団  北半球の空ではM13,M3と並んで立派な球状星団。距離2.5光年、0.5百万個の星からなり、見かけの明るさは全体で5.7等級  。やや歪んだ球形。古い星団で、10億年前の生成。明るい星の不均等な分布が見られる。この星団には相当数のこと座RR型の半日で変化する変光星も含まれている。


M55 いて座ζの7度西にある球状星団 見かけの大きさは10−15’で立派に見える。距離2万光年で、かなり近い球状星団、大きさは80光年。


M56 こと座 球状星団ですが、あまり密ではありません。60光年の大きさ、太陽90000個分の明るさ。


いて座ζの7度南に、NGC6723 球状星団


M54 いて座 ζの1.5度西に見られる星団、距離8万7千光年からいて座を通り越して、銀河の外にあると判明、1994年に最も近い、小さな銀河SagDEG(いて座の矮小銀河)の一部となった。太陽の85万倍の明るさで、オメガ星団よりも明るい。大きさは300光年。銀河系外わがローカルグループの銀河で、球状星団であった。(局所銀河)
天の川銀河の外の世界

M101 おおぐま座 距離1500万光年、9万光年の大きさ、大きな銀河です。星雲でなく星です。広がりは大きいが、我が銀河の10分の1の希薄さ、ガス状の塊りが沢山含まれていて、異なるカタログ番号がつけられている。
毎年、繰り返し撮影
天の川銀河の外の世界、更なる遠方の宇宙

おとめ座の銀河


ヘビ座の頭から3度北へ、 NGC6027 中央の微かな銀河の集まりが繋がっているように見える。渦巻状の銀河


ヘルクレス座の方向に見える銀河 NGC6173など多数の淡い銀河が見られます。


牛飼い座の方向、多数の淡い銀河 NGC 5529,5544,5545など


5月20日


5月30日、木星の4衛星


6月19日 天の川が微かに見えます。いて座の方向 デジカメで増感、重ね合わせ。このような状態の空で、撮影しています。
6月19日の空

西の空


東から天頂

ある晴れた日の夜空の様子は、肉眼では星もまばらです。山口で満天に星が見えたのは、過去のことです。

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