M64 黒目銀河 black-eye galaxy おとめ座銀河団の中心からは11度離れたかみのけ座にある。渦巻銀河で暗黒帯が見られます。(f500mm)2000-2500光年の距離 |
M49その他、銀河 右の込み入った中心から5度南の明るい楕円銀河M49と1度東(右)のNGC4526(右上)と4535(右下)、M49はわが銀河の5倍の質量。 |
M84,86,87その他銀河 左が楕円銀河M84,次がM86、中心の特徴ある形の銀河がNGC4438(The Eyes Nonet)すぐ北(図の下)が4435で、一番端の右がM87(おとめ座Aという電波源)は明るい楕円銀河。このあたりが、おとめ座銀河団の最も込み入った部分。 |
M85銀河その他、おとめ座銀河団の中心より東5°距離4000光年、右は棒渦状のNGC4394銀河。 |
かみのけ座 M99銀河 おとめ座銀河団の中心より3.5°西。渦巻状の腕の中に、星団などが見えるはずなのですが、判然としません。距離は4500-5000万光年。 |
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M100銀河 このグループでは最も大きな渦巻き銀河、太陽の200億個分の明るさ。距離4000光年。 |
M100に現れた超新星 3月3日 個々の星は見えないほどの距離でも強烈な光だけはここまでも届いている? |
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2015年5月 記録、 山口市はその後のさらなる大合併により周辺の町を取りこんで、暗い領域、半光害地にまで範図を拡張しました。そのような場所、阿東町徳佐地域で空を見るともう少し見えてきます。
おとめ座、カミノケ座銀河団を見よう
かみのけ座と、おとめ座にまたがる銀河の集まり、大きな望遠鏡で写真を撮れば数千個の銀河が写る。私たちの20センチ前後の望遠鏡でも100個くらいは写るとの、フィルム時代の解説ですが、CCD記録ではどれほどでしょう。 銀河団としては、近い距離にあります。かなり古い記録では3000-4000万光年の距離で、小望遠鏡で渦巻状などの形が分かります。しかし、望遠鏡をのぞいた眼にはなんとも淡いもので、なかなか見えません。
1913年にスペクトルのずれ、レッドシフトが観測された、淡いものたちですが、膨張する宇宙、天の川の外の世界として、人々に認識されるきっかけとなったものです。前月掲載のsombrero銀河で1秒間に700マイルの早さです。おとめ座銀河で宇宙の歴史と、スケールの研究が行われました。
おとめ座銀河団の見える範囲は見かけ、12°× 10°で、実際の大きさは直径500万光年の広さです。淡いものを入れれば、90度の広がりがあるそうで、超銀河というべき集団で4000万光年の広がりで、1万個以上の銀河がありります。というのが、20年前の解説です。この範囲は、かみのけ座、リョウケン座、大熊座、しし座の銀河を含みます。私たちの天の川銀河も、この中に加わることになります。
宇宙はこのような、銀河の集まりから成り立っています。冠座の銀河団は7億光年の距離で、小望遠鏡では見えません。そのほか、近隣ではオオグマ、海ヘビ座、ヘラクレスの銀河団があります。
上の写真は下記の空で撮影されました。相当に、苦しい状態です。
12月から3月にかけて、曇り空、降雪、低気圧、暴風?!が続いています。なかなか星どころではありません。